就職してから退職するまで④
4か所目の就業先の業務は、銀行のあるシステムの運用・監視・保守業務だった。
3交代制シフト勤務で、早朝勤務は15:30が終業時刻なのだけれど
忙しい時間帯なので、定時で帰宅できないことが多かったり、
夜勤で帰宅した翌日に、早朝勤務が組まれていて辛かった記憶がある。
そして、ここの上司がとても厳しい人だった。
夜勤中にミスがあったことがわかると、夜勤明けで帰宅した人を
わざわざ呼び出して説教をするということを、当たり前にする人だった。
折角作成した手順書を「フォーマットが気に食わない」という理由で
床に投げ捨てたりすることが平気でできる人だった。
でも、なんだかんだで人情には厚く、人間という生き物が
好きなんだなという感じはしたので苦手ではあったけど嫌いではなかった。
まぁ、もう会ってないし連絡も取ってないし
もう一度会いたいかと言われれば、会いたくはないんだけど。
・・・というか、仕事ができない相手に対して「死ね」とか言うし、
それを咎められても「何で?」とか言ってしまう人だったので
人格が破綻してたなぁ、今になって思う。それを許容できていた当時の自分は
大分社蓄として飼い慣らされていたのかも知れない。
あと、ここの現場であった大きな出来事としてはCCNAを取得したことだ。
割と気の合う同僚が居て、彼がCCNAを取得したことが大きい。
でも、ちゃんと勉強をしたわけではなくて何度も受験しまくって
無理くり合格したという感じだ。1回の受験料が確か3万円ぐらいで、
10回以上は受けたと思うので単純に受験料だけで30万円かかっているし、
参考書やEラーニングを購入した費用を足すとかなりの金額を使ったと思う。
そうして取得したCCNAという資格なのだけど…タイミングが悪かった。
2011年(平成23年)3月9日…東日本大震災の2日前だった。
これがなかったら、別の現場に異動してネットワークエンジニアとして
キャリアアップできていたのかもしれないけど、それはifの話だ。