就職してから退職するまで③
3か所目の業務内容は、某メガバンクに勤務している
行員さん向けのヘルプデスク(コールセンター)だった。
年が近い人も、話が合う人もいなかったので、まったく職場に馴染めなかった。
(今思い返せば、オタク趣味を変に隠そうとしなければ
もっと楽しく仕事が出来ていたかもしれない。)
仕事に行くのが嫌でたまらなくて、よく遅刻や突発休をするようになった。
それでも仕事はそれなりに評価をされたらしく、
2年目ぐらいから、セカンド業務という
通常の電話対応員よりも少し上の立場に昇格した。
そしてこの頃、同期がCCNAという資格を取ったことにより
「自分も頑張らなきゃいけない」という気持ちが強くなった。
「業務後に自社に戻ってCCNAの勉強をさせて欲しい」と直訴したところ、
週に1回、自社で先輩が試験勉強の面倒を見てくれることになった。
でも実際には先輩も忙しくて、自分に構う余裕はあまりなかったし、
自分も自分で、勉強をすることが好きではなかったし、
嫌々やっていることが長く続くわけもなく、
何度か受験はしたものの、結局資格を取得することはなかった。
今思い返せば、この現場に居た時が一番心が病んでいた気がする。
ちょうど硫化水素自殺が流行っていた時期で
必要な道具を買いそろえた記憶がある
…結局、死ぬの怖くて死んでないんですけど。